A3サイズをラミネート加工するフィルムなどの特徴
ラミネーターの種類について
ラミネート加工とは、インクジェットプリンターなどで印刷した文字やカラー画像などの表面に、薄いフィルムを貼りつける加工のことで、加工をする機械をラミネーターと呼びます。
透明なフィルムで覆われているジムの会員証や病院の診察券などのカードはラミネーターで加工したカードの一つで、パウチ加工といわれるものです。
ラミネーターには、カードサイズにだけ対応しているものとa4サイズに対応しているもの、そして最もよく選ばれるものは、a3サイズに対応している大きな機種です。
選ばれるのはカードサイズを小さな機種で一枚ずつ加工するより、大きな機種で四、五枚いっぺんに加工できるほうが効率的だからです。
そして大きなラミネーターは大きめのサイズも加工できることも魅力の一つです。
フィルムの厚さについて
ラミネーターを選ぶには、加工に使うフィルムの厚さについても関係があります。
フィルムが厚くなればなるほど、パウチ加工をするのに要る熱が多くなります。
その為、ラミネーターが推奨する厚さよりも、厚いフィルムを加工しようとすると、熱が足りなくなり、透明にならずに白くなることがあります。
そして、厚過ぎてラミネーターに通せないときや、入っても途中で止まることもあります。
ラミネーターに合った厚さのフィルムを使うことをおすすめします。
75ミクロンのフィルムは、薄めなのが特徴のフィルムです。
掲示するためのフィルムで貼り付ける温度が低くてすむため、加工する時間が短くて済みますので、フィルム資源や電気代も節約することができます。
一番厚いフィルムは350ミクロンの特厚フィルムで加工するとプラスチック板のように硬く仕上がります。
ローラーの数について
ラミネーターには二本ローラーのものや、四本ローラーのもの、六本ローラーのものの三つがあります。
ローラーの本数が増えると綺麗な仕上がりになります。
二本ローラーのラミネーターは、普通の仕上がりで値段も安いです。
ヒートローラーだけで加熱から圧着、フィルム送りまで同時に行うので、多少安定しないので、大きいフィルムを加工しようとすると、反ったり、うねったりします。
四本ローラーは、良好な仕上がりで、色んな機種があります。
ヒートローラーでフィルムを加熱し、プルローラーで引っ張って圧着します。
あまり反らずに仕上げることができます。
六本ローラーは、とても良い仕上がりで、四本のヒートローラーで加熱して、二本のプルローラーで引っ張って圧着するので、反りが少ない綺麗な仕上がりです。